写真はイメージです。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00~12:30 | |||||||
14:00~16:30 14:00~17:30 |
「手指や足の裏に、ポコッとイボのようなものができている」
「様子を見てもなくならないし、むしろだんだん大きくなっている気がする……」
「イボ」と一口に言ってもいろいろな種類があるのですが、もしかするとそれはウイルス性のイボかもしれません。
専門的には「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」と言って、ヒトパピローマウイルスというウイルスによってできるいぼです。接触することで、乾燥した皮膚や小さな傷からウイルスがうつってしまうことがあります。うおのめやたこのようにも見えますが、削ってもすぐに盛り上がってくるのが特徴です。
お子さんの手足にできることが多いですが、大人でも、そして体のどこにでもできます。アトピー体質の方や、免疫を抑制するような治療をされている方にもできやすいです。
そのまま放置しておくと大きくなったり、数が増えたりするので、見つけたらなるべく早めに皮膚科で治療されることをおすすめします。
治療としては「凍結療法」と言って、液体窒素で凍らせることでいぼがはがれるのを待つ方法が第1選択です。1回で取れることはほとんど無いので、はがれるまで通っていただく必要があります。また、一塊にはがれたとしても、根本にウイルスが残っていると再発する可能性があるため、自己判断せずに一度受診いただくことをおすすめします。
以下、凍結療法に関してよくいただく質問にもお答えしていきます。
凍結療法はその名の通り「凍らせる」治療です。いわゆる「凍傷」のような状態になるため、治療時~治療後しばらく痛みを伴うことがあります。
まれに水ぶくれになることがあります。普段通り過ごしていただいて問題ありませんが、痛みが強いという場合には無理せず受診してください。
また、一時的に色素沈着(やけどの後の茶色い色残し)ができることがありますのでご了承ください。
1~2週間ごとくらいがおすすめです。あまり間をあけてしまうと、その間にウイルスが増えてイボが大きくなってしまいます。また、1週間よりも早く来すぎてしまうと、凍結による皮膚のダメージが強くなってしまうことがあります。
よく聞かれるのですが、どれくらいでイボが取れるのかは個人差があるためわかりません。
人によっては長くかかることもあるため、「まだ取れないのかな……」と不安になってしまうかもしれませんが、根気よく治療を続けるのが大事です。
イボの表面を削ったり、外用薬を使ったりする方法があります。凍結療法と併用することでより効果的になりますが、単独だと凍結療法に比べ効果はマイルドなため時間がかかります。
相談したい!イボを取りたい!という方は受診してくださいね。